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冒頭の写真はカフェ＆リハ静岡千代田のリハビリ場面です。「リハビリ」と聞いて思い浮かぶのはどんなイメージでしょうか。「大変」「痛い」「頑張らないと！」そんな思いが浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。実は「リハビリテーション」という言葉には広い意味があります。「リハビリテーション（Rehabilitation）」は、re（再び、戻す）とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っています。つまり、単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が大切であり、そのために行われるすべての活動がリハビリテーションであると言えます。アクタガワでは、この「自分らしく生きること」にフォーカスした『生活リハビリ』を全社で推進しています。

アクタガワの生活リハビリ

『生活リハビリ』とは、高齢者が地域の中に生きがいや役割をもって生活できるよう、段階的に日常生活の自立度向上へ働きかけ、社会参加や役割の活動を経て、自己実現を目指すものです。

そのために、趣味や仕事、あきらめてしまった事を聞き取り、身体機能の向上だけでなく、 段階的な日常生活の自立度向上を働きかける事で出来る事を維持しながら 出来る事を増やしていきます。そうして様々な成功体験を重ね、自己実現達成を目指していきます。

心強いリハビリ専門職「理学療法士／作業療法士」

写真は生活リハビリ静岡中央デイサービスセンターで活躍する理学療法士です。

理学療法士は、立ち上がる、起き上がる、歩く、寝返るなど、基本となる体の動作のリハビリテーションを行います。例えば、平行棒を使っての歩行訓練、ベッドから起き上がる動作の訓練などのリハビリテーションがあげられます。しかし、超高齢社会を迎える日本において、理学療法士は機能の回復を図るだけではなく、「健康を維持する」「悪化を予防する」事などを目的としての活躍も求められています。

写真はハートライフ押切に併設している生活リハビリ押切デイサービスセンターの作業療法士です。

作業療法士は、日常生活をスムーズに送るための応用的動作のリハビリテーションを行います。ここで言う応用動作とは「食事をする」「顔を洗う」「料理をする」「字を書く」等の生活する上で必要不可欠な動作の事を指します。更には趣味や余暇活動の充実に繋がるような「手芸」「工作」などの手作業などの巧緻性の高い動作や、そうした活動を行うための認知機能などにも強みを発揮します。

理学療法士と作業療法士、それぞれに得意分野はありますが、それぞれがお客様の「生活」をサポートしていくという点では同じ目標を持っています。アクタガワでは現在、20名を超える理学療法士・作業療法士が活躍しています。

デイサービスにおける生活リハビリ（個別機能訓練）

写真は生活リハビリ厚原デイサービスセンターの理学療法士です。

デイサービスでは個別機能訓練加算という仕組みの中で、『生活リハビリ』を提供しています。リハビリ専門職が個別に関り、一人ひとりのお客様の身体状況や家屋状況を評価・分析します。そして、その方に必要なリハビリメニューをマンツーマンで提供するとともに、介護職員とも連携して、デイサービスで過ごす中でも最適な動作方法や動作練習を兼ねたケアの指導を行っています。

写真はハートライフ長泉に併設されている生活リハビリ長泉デイサービスセンターの理学療法士です。

県内各地のデイサービスで活躍する理学療法士・作業療法士のスタッフは、一人ひとりがリハビリに対する熱意を持ち、お客様の「人生」に関わらせていただいています。

マシントレーニングの監修

写真は生活リハビリ八幡デイサービスセンターの様子です。

アクタガワのデイサービスには、上の写真にあるようなトレーニングマシンを常設している施設もあります。機械運動を行う上で、お客様の筋力や可動域などを把握して負荷量や実施時間を定めることが不可欠です。こうしたリスク管理の面でも、リハビリ専門職がその知識を発揮してくれています。

コミュニティの力～生活リハビリクラブ～

個を大切にした関り以外にも、共通の目標を持って取り組む『生活リハビリクラブ』にも力を入れています。デイサービスに通う中で、顔見知りや友人ができ、交流が広がることは勿論ですが、そうした仲間とともに同じ目標に向かってリハビリに取り組むことで、一人の時とはまた違った役割や社会参加の機会が生まれ、より自己実現の道へ近づくことができます。

こちらは生活リハビリ静岡中央デイサービスセンターの「歩いてスマイルクラブ」です。毎日行っている歩行訓練の歩行距離を距離に換算し、日本全国制覇を目指しています。写真は見事に100KMを達成した時のものです。皆様の笑顔が眩しい限りです。

こちらは生活リハビリ押切デイサービスセンターの「歩こうクラブ」です。アクタガワの『生活リハビリクラブ』の元祖でもあります。

「歩こうクラブ」ではお客様の歩行距離、もしくは移動距離を合計して目標を定め、それに向かって頑張ろうと行っています。一番はじめの目標は「東海道53次」(487km)を制覇しようということで半年かけて東海道53次を制覇。現在は「おくの細道」(1960km)制覇に向けて取り組んでいます。

いつまでも「自分らしく」

アクタガワでは『生活リハビリ』を通して、お客様にいつまでも「自分らしい人生」を歩んでいただけるよう、県内に展開している全てのデイサービスにリハビリ専門職を配置し、介護職員・看護職員とともにチーム一丸となって取り組んでいます。「〇〇に行きたい」「前のように△△が出来るようになりたい」というお客様の希望があれば、生活リハビリとして目標へ近づけるようサポートさせていただきます。一人でも多くの「笑顔」が増えますように。