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押切デイサービス これがハートライフ押切の生活リハビリ(作業療法士編)
今回は、押切デイサービスの作業療法士の生活リハビリについて、ご紹介させていただきます。作業療法士とは、日常で必要となる「食事」「整容」「トイレ」「着替え」などの日常動作に加え、「料理」「字を書く」、さらには「手芸や工作」など、趣味・嗜好を取り入れながら手や指の細かい動作練習を行う専門職です。機能回復に加えて、お客様が「生き生き」と「その人らしい生活」ができるように援助します。
押切の生活リハビリ
ストレッチや運動をして、身体をほぐしていきます。
洗濯バサミの付け外しにて手指のつまむ力を鍛えます。
お箸でビーズを摘まむ練習。スムーズに行えるよう繰り返し行います。
「腕を痛めてしまったけど、自分で髪を整えたい」と、くしでとかす動作を確認し、やりやすい方法を提案します。
立位バランスや投げる動作・反射を鍛えます。行いながら計算やしりとりをしたり、二重課題を加えた応用動作にも挑戦します。
ご自宅から通われているため、家事動作が安全にできているか確認し、これからも安全にできるようにサポートします。
立位でご本人のお好きな折り紙を行います。立つ力と細かい操作の両面からアプローチします。
麻痺手の使用が疎かになってしまうのを防ぎ、普段から麻痺手の参加を促します。
靴下が履きにくくなってしまった方へ、「ソックスエイド」という屈まずに靴下を履ける道具を提供しました。「自分で出来る」を増やすお手伝いをします。
手芸クラブ(裁縫・刺繍・編み物)
昔やっていたけれど「もうできない」と辞めてしまった方、怪我や病気により諦めていた方、新たに「やってみたい」という方に対し、趣味活動の再開・拡大のお手伝い。道具を手にすると昔の感覚を思い出し、他のお客様との会話も弾みます。「その人らしさ」を引き出し、充実した時間を過ごして頂けるよう、御客様一人一人に合わせた方法で、精一杯サポートしていきます。
ご自分の衣類の取れたボタンをつけ直します。
巾着袋が2つ完成し、1つは娘様へのプレゼントされるそうです。
お手玉が完成しました。
理学療法士と作業療法士の連携による回復例
【左肩脱臼骨折・左大腿骨骨折をされた御客様のリハビリ風景】
R5.1月、骨折の原因は、ズボンを履こうと着替えている途中に転倒した事でした。車椅子の状態で退院され、歩行は難しく、腕は三角巾をし、痛くて挙がらない状態でした。ご本人様の懸命な努力の結果、約5ケ月でズボンを一人で履けるようになりました。
R5.2月 退院後の様子
下肢の筋力強化訓練
握力教科訓練
上肢の筋力強化訓練
立位での更衣練習
約5ケ月でご自分でズボンをはけるようになりました。
R5.3月 現在の様子(桜の花をバックに)
お客様のコメント
95歳女性「手芸クラブ、毎回楽しく参加させていただいています。一人じゃなかなかやろうという気になりませんが、みんなでやると話も弾んでとても楽しいです。」
87歳女性「リハビリを行ってから、書道やお花などのレクレーションのときも今までよりも腕や手が動きやすくなっているように感じています。日々、コツコツがんばることが大切なんだということを実感しています。」
担当者のコメント
「自分でできる」を増やすためのアプローチに加え、お客様に有意義な時間を過ごしていただけるようなサポートを日々心掛けています。
この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ押切 デイサービスセンター(静岡市清水区)