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長泉デイサービス 園芸クラブ 夏野菜ピザ作り
長泉デイサービスの園芸クラブでは、園芸が趣味のお客様を中心に生活リハビリの一環として、活動量の向上・生活意欲の向上を目標に長泉デイサービスの中庭で野菜や植物を育てています。
今回は中庭で育てた夏野菜を使ったピザ作りを行いましたので、そちらの様子をご紹介いたします。去年の夏大好評だったピザ作りを「今年もピザ作りやってみます?」とお客様に尋ねると、「いいわね~!」とみなさま大喜びです。今年もチャレンジしようということで、今回はなんとピザ生地から作成しました。
生地作り
ピザ生地を作るのは初挑戦です。お客様と職員と力を合わせ作っていきます。材料を混ぜ合わせ、ホームベーカリーへ。生地を寝かせて、発酵させます。
ピザの豆知識
生地を寝かせている間に、ピザの豆知識をクイズ形式で行いました。意外な答えに皆様耳を傾けていました。
ピザ生地伸ばし・型どり
めん棒を使って生地を伸ばしていきます。伸ばしても伸ばしても生地が縮んでくるので、力のいる作業でした。「なかなか力が要りますね~!」と全身を使って頑張って生地を薄く伸ばしていきます。ピザ作りは初挑戦なので、1人用ピザと大人数用ピザのと2種類の大きさで作っていきます。
一人用ピザは、コップの縁を使い型抜きをしていきます。
型抜きをした後に、フォークでたくさんの穴をあけていきます。空気を抜いてピザ生地が焼いたときに膨らまないようにするためだそうです。
生地作りはとても力のいる作業でしたが、お客様の頑張りのおかげで、とてもきれいに生地ができあがりました。
野菜の収穫
今回はパプリカ・中玉トマト・バジルを使いました。お客様が丹精込めて育てた野菜を、丁寧に収穫していきます。この暑い気候のなか、なかなか野菜が思うように育たず悩んでいたのですが、赤パプリカは見事に大きく育ってくれました。
中玉トマトは、熟しているものを選んで収穫していきます。
昨年のようにバジルソースも作りたかったのですが、残念ながら今年は大きく育つことができなかったので、今回はフレッシュバジルを摘んでピザに乗せることにしました。「来年はバジルソースも作りましょうね!」とお客様とお話しました。
調理開始
収穫した野菜やウインナーなどの材料をお客様に切っていただきます。「もっと切るものはある~?」「手伝いますよー」と、まな板と包丁を前にすると皆さん主婦の血が騒ぎ始めるのをひしひしと感じます。
生地にピザソースを塗って、切っていただいた野菜やウインナー、チーズを生地にのせていきます。
トッピングができたらオーブンで焼いて完成です。
最後にフレッシュバジルを乗せて完成です。
食事の様子
※食事中のため、マスクを外して撮影しています。 久しぶりのピザに皆様とても喜ばれていました。特に園芸クラブのお客様は作った野菜を皆様に食べてもらえるのが嬉しいとお話ししてくださいました。
お客様の声
園芸クラブの女性「パプリカが大きくて上手に育ったね!野菜が皆さんのお口に入ることができて、とても嬉しいです」
80代女性「久しぶりに包丁を持って、上手く切れるか心配だったけど、少しでも手伝えたならよかったです」
80代男性「ピザ久しぶりに食べたけど、美味しいね」
担当者の声
夏野菜ピザの企画をしたときには、『今年も夏がやってきたな!』と感じるほどに、お客様も職員もお楽しみの恒例企画になっています。しかしながら今年の夏は非常に暑く、園芸の作業は毎日短時間ずつしかできず、お客様のなかには「もっと時間を取ってやりたい」とウズウズされている方もいらっしゃったほどです。来年は半日陰で野菜を育てるなどして、安全な環境で楽しく取り組んでいただけるように活動できればと思います。
長泉の園芸クラブでは、お客様の活動量・生活意欲の向上のために、お客様ひとりひとりの目標や身体状況に合わせ、活動の割り振りをさせていただいております。『一人で歩いて買い物へ行きたい』という方に対しては買い出し担当を、『園芸が趣味』というお客様には、花や野菜の水やり担当『いつまでも元気に歩きたい』という方には足腰をきたえるという意味で中庭の手入れ担当を、というように、個々の目標達成を目指しながらクラブ内での役割をこなしていただくようにしています。また自分の役割をこなすことで、『みんなの役に立っている』という達成感を感じていただけるように活動を行っております。なによりお客様のやりたいこと、楽しみや笑顔が増えるような場所になることを目指しています。
園芸クラブも4年目に突入です。園芸クラブがいっそう充実した活動になりますように、今後もお客様と力を合わせて、全力で楽しみながら企画をしていきたいと思います。
この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ長泉デイサービスセンター(駿東郡長泉町)