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アクタガワのデイサービスの食事
デイサービスを利用する上で気になるのが食事のこと。日中お一人でいるため、きちんと食事を摂ることを目的としてデイサービスを利用されるケースもあります。また、ご利用の方で毎日の楽しみは食事という方もいらっしゃいます。
一方でデイサービスの食事は「薄味」・「おいしくない」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。高齢者の病気に対応できるよう薄味や塩分控えめに味付けされていることも少なくありません。デイサービスでは、食事を摂っていただけるように様々な工夫をしています。こちらの記事では、デイサービスの食事の工夫や取り組みについてご説明します。
目次
食事をきちんと摂ることの重要性
人間にとって食事をすることは、活動するエネルギーを作ることや生きる楽しみとなる重要な行為です。高齢者は食が細い方も多く、おなかが空かないからあまり食べないという方もいますが、食事をきちんと摂らないと低栄養や水分不足の状態に陥ります。低栄養の状態が続くと筋力が減り、筋力が落ちると活動量が落ち、身体が思うように動かなくなる原因となります。高齢者はできなくなったことを戻すことや筋力・体力の回復には時間がかかります。活動量を維持できるように食事をきちんと摂るようにすることが重要です。
メニュー
デイサービスのメニューは和食だけでなく、洋食や中華料理もあります。また、ひなまつりやクリスマス等の季節のイベントに合わせたメニューもあります。献立例を紹介します。
カロリーと栄養
高齢者に必要なカロリーは75歳以上の男性は1,800 kcal~2,100 kcal、75歳以上の女性は1,400 kcal~1,650 kcalです。カロリーは身体活動が多いほど、必要カロリーも多くなります。高齢者に必要な栄養素はタンパク質やミネラル、女性においてはカルシウムです。タンパク質不足は低栄養になりやすく、タンパク質が多く含まれる食品を食べることが大切です。ミネラルはビタミンや亜鉛を摂取し、皮膚の健康や免疫機能を整えるために必要な栄養素です。カルシウムが必要な理由として、女性は骨粗鬆症になりやすく、骨を脆くさせないためです。デイサービスでは、管理栄養士が栄養バランスを考えたメニュー提供しています。
利用者の状態に合わせた食事形態を提供
嚥下機能が衰えることにより、飲み込む力が弱くなります。デイサービスでは、利用者の嚥下能力に合った食事形態で食事を提供しています。ごはんは普通、軟飯、おかゆ、ミキサー食といった形態、おかずも一口大、小さ目一口、刻み、超刻み、ペースト食といった形態が良く見られます。刻み食やミキサー食はそのままではむせやすいため、飲み込みの状態に合わせてとろみをつけます。飲み物や汁物も同様にとろみをつけてむせを予防します。
できることを生かして
介護施設では利用者のできることを生かすことが基本です。食事であれば、ご自身で食べられる方はゆっくりでも食べていただけるように配慮しています。またご自身が使える箸やスプーンを使用して食事を摂ります。箸を使うことが難しい方はスプーンで食べる、柄の細いスプーンでは難しい方は柄の太いスプーンで食べるといったように対応しています。ご自身で食べることが難しい方は介護職員が食事介助しています。
アクタガワのデイサービスの食事での取り組み
当社のデイサービスでは食事を楽しんでもらえるよう様々な取り組みをしています。この章では、そば打ち、ぺんぎん食堂、各施設オリジナルのイベント食についてご説明します。
そば打ち
当社では月に1、2回、社内検定のそば打ち検定に合格した職員が利用者の目の前でそば打ちをします。そば打ちを始めたきっかけは、当社の全施設に「五感の生活」というコンセプトの味覚を楽しんでいただきたいという思いからです。そばを打つ様子を利用者が楽しまれています。また、打ち立てのそばはおいしいといつも好評です。
ぺんぎん食堂
ぺんぎん食堂は職員と厨房スタッフが協同し、料理を利用者の目の前で実演しています。いつもの昼食より豪華なメニューを提供しています。こちらのイベントはデイサービス利用者の楽しみの一つになっています。
各施設オリジナルのイベント食
職員がさばいたアジを利用者に見せています。
各施設では、食事やおやつのオリジナルイベントを開催しています。普段の食事ではあまり提供されていない食材を楽しむイベントやいつもより豪華なおやつを利用者が作るイベント等を実施しています。食べることがお好きな方もいるため、職員が毎回趣向を凝らしたイベントを企画しています。
食事の時間が利用者の楽しみになることを目指して
デイサービスでは、食事を楽しみにデイサービスへ通っていただけるために様々な取り組みをしています。生魚がお好きな高齢者は多いですが、衛生上あまり提供することはできません。生魚を味わっていただくために、イベント食として厨房スタッフ等の外部と連携することもあります。デイサービスでは食事を楽しんでいただくこと、しっかりと摂取していただくことを目的に食事提供しています。