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デイサービスの種類と利用方法について
デイサービスと一言で言っても、実は様々なタイプがあり、事業所により少しずつ異なります。また、利用には条件があるものもあり、また手続きも必要です。こちらの記事では、デイサービスの利用条件・利用方法・利用時間等についてご説明します。
目次
デイサービスの利用条件
高齢者向けデイサービスには、要介護の方を対象としたデイサービスと、要支援の方を対象とした総合事業・通所型サービスがあります。要介護の方を対象としたデイサービスには3種類あり、それぞれ通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護に分類されます。
総合事業・通所型サービス
以前は介護予防通所介護と呼ばれていましたが、現在は総合事業の通所型サービスと呼ばれています。通所型サービスの目的は以下です。
①身体機能の維持・向上により要介護認定を防ぐ
②生きがいを持って生活する
③高齢者の社会参画を促すこと
サービスの利用条件は、基本的に65歳以上の高齢者で要支援の認定を受けている方です。通所型サービスは、いくつかの種類がありますが、通常のデイサービスと合わせて運営しているところも多く、要介護の利用者と一緒に機能訓練を行ったりしています。総合事業ではその他にも地域住民が行っている者や市町村で運営しているものもありますが、従来の通所介護相当のサービスと、緩和した基準で運営されている通所型サービスAは要介護者対象のデイサービスに近いサービスとして利用されています。
デイサービスの利用方法
この章では、要介護の方向けのデイサービスの利用までの流れをご説明します。
①要介護認定を申請する
住民票のある市区町村に要介護認定に必要な書類を申請し、調査員による認定調査を受けます。
②要介護認定を受ける
認定調査と主治医意見書を元に自治体が介護認定審査会を実施します。要介護状態区分が決定後、要介護度が通知されます。
③ケアマネージャーがケアプランを作る
ケアマネージャーが利用者の希望することや状態からケアプランを作成し、利用するサービスも決定します。デイサービスを利用したい場合は、ケアプランにデイサービス利用の記載が必要です。
④利用者に合ったデイサービスを探し、契約する
デイサービスには、一般型、リハビリ特化型など種類があります。利用者に合ったデイサービスを探しましょう。ケアマネージャーから紹介されることが多いですが、可能であれば、利用希望のデイサービスを見学後に契約することをお勧めします。
利用時間と営業日
この章では、タイプごとのデイサービスの利用時間と営業日についてご説明します。営業日は月曜日~土曜日、定休日は日曜日、年末年始は営業しない施設が多いです。年中無休や定休日が他の曜日の施設もあります。
日中型
日中型は朝から夕方まで利用する一般的な利用体系です。利用時間は7時間以上8時間未満が多いです。営業時間としては、9:00~16:30ぐらいが多く、当社のデイサービスでは9:30~16:35です。上記の利用時間に送迎時間は含まないため、8:30頃から迎えに出発し、デイサービスが終了すると自宅へお送りすることが一般的です。デイサービスのスケジュールはバイタルチェック・体操・入浴・レクリエーションなどです。詳しくはこちら
短時間利用型
デイサービスでは、利用時間が上記表の他に2時間以上3時間未満の利用や延長利用も料金設定されており、短時間の利用は体調不良による早退時などに適用される場合もあります。3時間以上4時間未満など短時間のデイサービスには午前だけ、午後だけといった利用で、機能訓練などのリハビリや入浴だけを目的としたものなど、単一目的での利用に特化したものが多いです。利用者のニーズに合わせて利用できますが、全てのデイサービスが受け入れしているわけではありません。短時間利用ご希望の方はケアマネージャーにご相談することをお勧めします。
宿泊型
介護保険外サービス(自費サービス)として、デイサービスで宿泊できる施設もあります。同一施設に宿泊することから、顔なじみのスタッフがケアし、日中のデイサービスから移動せずに利用できます。デイサービスの宿泊は、入居系の介護施設のように長期利用ではなく、短期利用が前提です。例としては、ご家族の出張等の都合で自宅にいないため、一時的に利用するなどです。
また、宿泊型では、家族の帰宅に合わせて延長利用や日中利用後に夕食の持ち帰りができる施設もあります。延長利用も宿泊同様に介護保険外サービスです。延長の場合は夕食まで食べて帰宅できる施設もあります。宿泊型を運営しているデイサービスは多くないため、利用ご希望の方はケアマネージャーに問い合わせることをお勧めします。
通所予定日に休むとどうなるの?
デイサービスに通う日に都合や体調不良で休んだらどうなるのか、とお思いの方もいるかもしれません。デイサービスを休んだ場合は、振替利用ができます。休む予定が分かっている場合は、事前にデイサービスへお伝えください。振替については利用しているデイサービスにお問い合わせください。なお、要介護の方のデイサービス利用は利用都度の請求となるため急な休みでも介護保険分の利用料金を請求されることはありません。(※事業所により食事代等のキャンセル料が発生する場合があります。)
アクタガワのデイサービス
ここまでデイサービスの利用条件や利用方法、利用時間についてご説明しました。当社でもデイサービスを運営しており、さまざまな取り組みをしています。①生活リハビリ、②ケアリラク、③カフェリハについてご説明します。
①生活リハビリ
生活リハビリとは、日常生活の動作そのものをリハビリと捉え、利用者1人1人の人生に寄り添った目標に向かって、役割や運動を通して自己実現を目指すことです。例としては、大腿骨骨折により足が動きにくくなってしまった方が「好きなダンスをまた踊りたい」という目標をもって生活リハビリを取り組んだ結果、ダンスができるまでに回復するなど、生きがいを感じられる生活を目標とすることで、より成果の高いリハビリを目指すものしています。
②ケアリラクゼーション
ケアリラクゼーションとは、落ち着いた空間でフット&ハンドリラクゼーションを提供するサービスです。利用者にリラックスを促し、心身のバランスを整えることを目的としています。ケアリラクゼーションを通じて、利用者が積極的にデイサービスで活動できるように努めています。
③カフェ&リハ
カフェ&リハは通常のデイサービスと異なり、カフェをモチーフにしたくつろぎの空間と、リハビリを積極的に行う施設です。昼食は季節の限定メニューを含んだ10種類からお好きなメニューを選択します。リハビリは専門的な知識を持った職員(理学療法士・作業療法士)が利用者のできることを増やすために身体機能の向上を支援します。カフェ&リハの詳細はこちら