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厚原デイサービス 生活リハビリ事例(I様)
生活リハビリ厚原デイサービスセンターでは理学療法士や作業療法士、看護師、介護職員などの多職種が連携し、生活リハビリを実施しています。当施設の生活リハビリは機能訓練指導員(理学療法士・作業療法士・看護師)が行う機能訓練を中心に、介護職員による個別プログラムの実施、作業療法を応用したテーブルリハビリを実施することで、お客様の生活課題の解決や目標達成を目指しています。
今回は生活環境を整えて、活動意欲が改善されたお客様(I様)の事例をご紹介します。
お客様背景
70代、男性で要介護3のお客様です。
パーキンソン病の影響でバランスを崩しやすく、ご本人様も「いつも転びそうで怖い」を仰っておりました。奥様からは「出来る限り自宅で主人と一緒に生活したい」というご希望もあり、安心・安全に在宅生活を送って頂くことを目標に生活リハビリを開始しました。
歩行の様子
パーキンソン病の影響により歩き出しで足がすくんでしまい、歩幅も狭く小刻みに歩いています。また数歩歩くとリズムが崩れ、前のめりに倒れそうになってしまいます。
歩行時の工夫
歩く際に踏み出す足の目印を付けることで、歩行の安定を図りました。一歩一歩を大きく踏み出せるようになり、歩き出しで足がすくんでしまう事も少なくなったため、スムーズに足が出せるようになりました。
ご自宅でも安心・安全に歩けるように
機能訓練の中で目印を意識した歩きの練習を繰り返し、慣れてこられた時点でご自宅の庭先から玄関にかけて、目印を設置し外出する際の歩行の安定を図りました。
お客様からのコメント
奥様より「作ってもらったテープを使うと足の運びが良くなり自分でも歩こうとし、とても助かっています。今では新しく自分でテープを作り、毎日家の中で使っています。訪問看護(リハビリ)が来た時も、リハビリを行う場所までの移動に使っています。テープを使い始めてから、すぐに手を出さずに、本人の事を考えるようになりました。本当にありがとうございます。」
担当セラピストからのコメント
送迎スタッフから自宅から送迎車までの歩行時、足がなかなか出ず困っていると情報をもらい、自宅でも簡単に設置できるようテープを目印に歩行することを提案しました。
送迎時だけでなく、自宅内でも活用して下さり嬉しく思います。
今後も多職種で連携を取り、お客様にとってより良いサービスを提供していきたいと思います。
こちらの歩行訓練を実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ厚原 デイサービスセンター(富士市)