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清水銀座デイサービス お茶会の様子
今回は、7月に清水銀座で実施しました、お茶会の様子を紹介させていただきます。清水銀座には、茶道の師範として活躍されていたお客様がいるため、お客様に先生となっていただき、お茶会を実施しました。今回はその様子についてご紹介いたします。
お茶菓子の準備
まず小部屋に畳を敷いて、雰囲気を作りました。そして畳の上に直に座り、お茶を点てていただきました。畳の匂いを感じ、畳に正座で座る感覚を思い出し、作法に関しては自然と体が動いていたように見えました。
お茶菓子を準備するのも手先のリハビリです。作業療法士と日々練習しています。
お茶点ての様子
最初は、「もう覚えてないから無理だよ」と仰られていた師範のお客様も、始まると目つきが変わり、昔を思い出したかのように、手際よくお茶を点てて下さいました。師範のお客様もとても嬉しそうで、職員にも作法を教えて下さいました。職員もみるみる内に上達していき、作法を覚えながら、お茶を上手に点てることができるようになりました。
抹茶を点てる作法には、いくつか流派があるそうです。先生からは、裏千家と表千家の2つの特徴を教えていただきました。裏千家のお茶は、泡立ててまろやかになるのが特徴で、表千家のお茶は、泡立てないため深い抹茶の味わいを感じられるそうです。今回は、泡立ててまろやかになるお茶を作っていただきました。
実食の様子
※飲食中の為、マスクを外して撮影しています。
ご利用いただいているお客様にお茶を振る舞い、皆様「結構なお味です」とお話されておりました。お茶菓子の甘みと抹茶のまろやかで少し苦みがある味わいを感じとても良い時間を過ごすことができました。
お客様のコメント
「結構なお味です」
「ずっと座っていると、足が痺れそうだね」
「畳の匂いが好きな為、和室で行うお茶会は大好きです」
担当者のコメント
茶道の精神にある「わびさび」は、とても素晴らしい古き良き日本の文化だと感じました。今回、「礼に始まり礼で終わる」という動作も拝見し、私は海外で日本人が礼をする動作が思い浮かびました。相手を思いやる心、尊敬する心は、日本人ならではの文化や習慣で拝見する度に毎回誇らしく思っています。茶道の作法の中にも、頭を深く下げる動作があり、私自身心が軽くなるような感覚を覚えました。お客様も昔を思い出し、長年続けていた身体に染み付いた動作はとても繊細で、落ち着いた空間の中、今までにない不思議な時間を過ごすことができました。お客様にも喜んでいただけていたことが何より、最高のイベントになったことを証明してくれるようでした。次回も企画したいと思います。
このお茶会を実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ清水銀座 デイサービスセンター(静岡市清水区)