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押切デイサービス 生活リハビリ事例集 W様 R7.2月号

※記念撮影のため、マスクを外して撮影しています。
静岡市清水区のサービス付き高齢者向け住宅ハートライフ押切では、生活リハビリに取り組んでいます。こちらの記事では、生活リハビリ事例をご紹介します。

お客様情報
84歳 女性
介護度:要介護2
目標:楽しく生きたい
W様は、2017年5月にくも膜下出血にて手術し、同年7月にハートライフ押切に入居となりました。2018年3月にご家族と同居するため退居され、その後押切デイサービスを週6回ご利用されています。右片麻痺の後遺症が残り、外出時は歩行器を使用する生活に。ご家族の不在時に安全に過ごせる場所を探していたことが、ご利用のきっかけでした。明るく朗らかなW様と一緒に行う生活リハビリやさまざまな活動内容をご紹介いたします。そして、ご利用開始から7年半が経過しても、今なお元気に過ごされているW様のステキな姿をご紹介いたします。
W様の課題
浴槽を跨ぐ動作に見立てて、台を使用しながら跨ぐ動作を練習してきました。跨ぎ動作は練習とともに向上し「手すり等を利用しながら出来る」という状態になりました。
靴下の着脱
2020年から作業療法士がリハビリに加わり、自助具(ソックスエイド)を使用した方法や足を組む方法などでW様の状況に合わせて試す時期もありました。「お風呂上がりは皮膚が湿っていて履きにくい」状態の中でも自分で出来るように練習する機会も作っていきました。
靴下を履く動作は、身体を前に倒しバランスをとりながら行う動作で、可動域の制限があると難しい動作となりますが、現在でも7年前と同じやり方で続けることが出来ています。繰り返し行うことで着脱スピードも速くなりました。(2023年:2分40秒→2025年:1分16秒)
夢を叶える
「着物を着て日本舞踊を踊りたい」というW様のご要望に、すぐにご家族が着物・カセットテープなどをご用意してくださいました。着付けが得意なお客様が協力してくださり、着物を着て日本舞踊を踊ることも出来ました。
手芸もやってみたい
作業療法士による手芸クラブが発足!作品作りと歩行訓練を兼ねて、近所にある手芸屋さんへ一緒に出掛けました。現在も定期的に手芸クラブを開催しています。繍入り巾着を作る時には「富士山がいい!この色がいい!」とご自分でデザインを決めてオリジナルの巾着が完成しました。時には、施設で必要になった座面クッションカバーを他のお客様と協力して作っていただきました。今まで作った作品は数え切れません。
基本は地道な生活リハビリ
朝夕の送迎を施設長が行っています。安全確保・安全運転をモットーに、大切に送り迎えを続けています。車の乗降に必要な段差練習も約7年間変わらず上手に実施出来ているW様です。


結果
7年半が経過しても以前と同じように運動・生活できているということはとても素晴らしいですね。日常生活動作(ADL)が維持出来ることが、ご本人の自信となり、更にイキイキとした毎日に繋がっていると思います。
これからも、W様が健康で楽しい生活を支えていけるよう、私達職員もサポートしていきます。
お客様のコメント
W様「これからも日々、一日一日楽しく過ごしていきたいと思います。また、いろいろなことにさらにチャレンジしていきたいと思います」
担当者のコメント
7年前とほぼ変わらずに体の状態を維持し続けているW様には本当に驚きです。今後も今の状態をさらに長く継続していってほしいと思います。いろいろなことに積極的にチャレンジする姿勢が、今の状態をキープし続けている大きな要素なのではないでしょうか。

この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ押切 デイサービスセンター(静岡市清水区)

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