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押切デイサービス 生活リハビリ事例集 I様
R4年10月から押切デイサービスに通い始めたI様は、既往のリウマチや脳出血(右麻痺)の影響で右上肢が思うように動かせない状況でした。通い始めのうちは疲れやすく、午後になるとベッドに横になる日もしばしばありました。それでも元々意欲的な性格のI様は「今日はリハビリやれそう」「一緒に歩いてくれる?」と積極的にリハビリに取り組まれ、次第に体力がついてきたことを実感されていました。「ハートライフ押切の近所にある吉野寿司に行く!」と目標を定めてからは、益々頑張っていらっしゃいました。「お寿司のためなら」と明るい笑顔を振りまきながら頑張るI様をご紹介します。
お客様情報
82歳 女性
介護度:要介護4
目標:自分でやれるうちは、なんでもやりたい。近くのお寿司屋さんへ歩いて食べに行きたい。
生活リハビリの様子
※食事中のため、マスクを外して撮影しています。
片手での折り紙がなかなか難しい中「なるべく自分でやってみたい!」と積極的に折り紙レクにも参加します。つまんだり、支えることが難しい右手ですが、職員が手伝おうとするとI様が左手と顎を使って頑張る姿がありました。この日は難易度の高いハサミにも挑戦しました。
普段から右手の痛みが悪化しないよう、右手の参加を促しながら、右手の管理を意識します。椅子へ座っている時、手を洗う時、歩行する時、趣味である読書の時も、痛みや関節保護のため右手を大切にするよう、意識的に行っていきます。
自宅玄関には階段があるため、施設内で階段練習を実施しました。外出が好きなI様にとって、階段昇降は欠かせない運動です。片腕の重さは成人で約3kgと言われています。歩くたびに3kgほどの重さが揺れてしまうのは関節にとってかなりの負担になります。右手を必ず保護し、将来的な悪化を予防しながら一緒に歩きます。始めの頃は午後になるとベッドに横になることを希望していたI様でしたが、今ではこの通り、明るい笑顔を見せて下さる時間が増えました。体力もついて一日中横にならずに過ごせるようになり、午後に開催されるお誕生会レクにも参加出来るようになりました。更に、リハビリ時間を午後に設定することも可能になり、今では職員と一緒に野菜の苗に土を盛る作業もお手伝いして下さっています。
いざ吉野寿司へ
※食事中のため、マスクを外して撮影しています。
美味しいものを食べる事が大好きなI様に、近所の吉野寿司に行く事をお誘いしてみると「行きたい!お寿司大好き!」と大喜びされました。それからは「あの看板まで!」「あの木まで!」と屋外歩行も少しずつ距離が伸び、積極的に取り組む日が増えました。途中に休憩をはさみながらも、着実に距離を伸ばしていきます。そしてついに、ご自分の足でしっかり歩いて行き、大好物のお寿司を美味しく召し上がることができました。「絶対また行くぞ!」とひそかに第二回開催を期待しています。
お客様のコメント
I様「通い始めた時はリハビリを行うより横になっている方が多かったですが、リハビリを行うことによって自分でも体力がついてきたことを実感しています。また、体力がついたことによっていろいろなことにチャレンジしようという気持ちが出てきました。デイの送迎のときは玄関から階段を上り下りしなければならないので、この体力は維持していきたいと思います」
担当者のコメント
デイを利用されてから、早や1年が経ちますが、以前と比べると顔の表情が豊かになってきたように感じます。「生きることは楽しむこと」これからも楽しくリハビリを行い、一日一日を楽しく過ごす力を養っていってほしいと思います。「謳歌しましょう。人生を」
この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ押切 デイサービスセンター(静岡市清水区)