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【動画】押切デイサービス 生活リハビリ事例集 N様
静岡市清水区のサービス付き高齢者向け住宅、ハートライフ押切では、生活リハビリに取り組んでいます。こちらの記事では、生活リハビリ事例をご紹介します。2023年3月に腰椎圧迫骨折を受傷されたN様。あまりの痛さに食事も喉が通らない日々がありました。ベッドから起き上がる事もままならず、どのようにしたら自分らしい生活に戻れるのか、迷いながらも日々頑張っておられる姿をご報告いたします。
お客様情報
88歳 女性
介護度:要介護4
目標:自分の事は自分でやりたい 色々な事にチャレンジして穏やかに生活したい
生活リハビリの様子
3月:腰椎圧迫骨折にて腰に強い痛みが発生し、ほんの少し動くだけでも激痛が走るような状況でベッドから起き上がる事が苦痛でたまらない毎日でした。腰をひねらないよう注意深く慎重に起き上がる方法を、一緒に模索していきました。
痛みで辛かった毎日が少しずつ落ち着いてきた頃、気分転換にとクラフトバンドに参加しました。
5月:痛みがようやく緩和し車椅子を変更することになりました。身体に合った物を選択し、褥瘡予防や皮膚状態を保護する目的で座面クッションも準備することになりました。福祉用具職員が2種類用意し、お試し期間を経て、気に入った方を選びました。「自分で選べる事が嬉しい!」と思わず笑顔がこぼれます。
車椅子が決まり「自分で移動したい」という意欲が自然に湧いてきたご様子でした。比較的スムーズに自走が出来た事で自信がつき、生活リハビリに対して更に意欲が向上しました。
座位でも出来る運動を積極的に行い、足への刺激も増やしていきました。感じなかった足の感覚や動かなかった足の動きも少しずつ実感できるようになりました。リハビリ中の「私も何か簡単な事なら出来るかも」とのお言葉をきっかけに、手芸クラブにて、クッションカバーの製作に協力していただきました。おかげさまで施設用の立派なクッションが完成しました。
7月:屋外で気分転換タイムです。「名前にも花の名前が入っているんだもの。花は大好きよ!」と嬉しそうに植物のお手入れをして下さるN様。園芸クラブのオクラのお世話もして下さるようになりました。持ち前の器用さを活かし、剪定もしていただきました。いつも明るさを忘れず、さまざまな事に取り組むN様の姿は、本当に素晴らしいです。
活動量が減ってしまったことで浮腫んでしまった足も、今ではここまで戻ってきました。
10月:大切に育てたオクラを収穫しました。調理をお願いすると「主婦だもの。簡単よ~」と快く協力して下さいました。とても嬉しそうな笑顔で調理して下さる優しいN様。作った料理は美味しくいただきました。
トイレにて、足がいうことをきかない時も「自分で出来るところまでやってみます」と足を引きずりながら一生懸命頑張っていらっしゃいました。ついに立って足踏みすることができ「こんなことができるようになる日が来るなんて」と涙して喜びました。
10月19日:なんと約7ヶ月ぶりに歩くことが出来ました。コツコツとひたむきに頑張るN様の努力の甲斐あって、手すりや杖を使いながら歩行が実現しました。感動のあまり、涙しながら一緒に手を取り合って喜び合いました。これからも目標に向かって一緒にがんばっていきましょう。
【動画】
お客様のコメント
「圧迫骨折になったときは自分では何もできませんでしたが、ここ数か月で大分いろいろなことができるようになりました。本当にうれしいです。体が動くようになると心にも余裕が出てきて物事を前向きに考えることができるようになりました。これからもリハビリを続けて自分でできることを増やしていきたいと思います」
担当者のコメント
圧迫骨折になってしまったときはかなり心が落ち込んでしまっていましたが、やっとN様本来の笑顔が戻ってきました。本当にうれしい限りです。これからもリハビリに取り組み、心と体の可動域を拡げていってほしいと思います。
この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ押切 デイサービスセンター(静岡市清水区)
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