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押切デイサービス 生活リハビリ事例集 N様(令和5年6月)
自分の足で歩くということは人としての「自由への第一歩」です。86歳のN様は、現在、立位中心でリハビリを行っていますが、いずれは一歩でも二歩でも「自分の足で歩くこと」が目標です。自分の足で歩くということが本来の自分を取り戻すひとつのキッカケになっていただければと思います
【テーマ】連携 ~一歩でも二歩でも自分の足で歩きたい~
※記念撮影の為、マスクを外して撮影して撮影している写真もあります。
N様は大腿骨頚部骨折になり、立位も大変な状態でした。福祉用具担当者が来て、ベッド柵を「立位を安定させ、一人で起立しやすいL字バー」へ変更しました。また、ケアマネージャーさんもかけつけてくれました。ハートライフ押切の多職種連携の一例です。
理学療法士・作業療法士も同席し、移乗動作やL字バーにつかまる位置も一緒にチェックしました。ケアマネージャーさんと連携し、詳細情報を共有する事で、より良い自立支援を目指します。立ったり、歩いたりするためにはたくさんの方の支えが必要となります。
早速、その日から介護職員と連携し、L字バーを使用します。ベッドと車椅子の往復は朝晩2度しかありませんが、「この2度を大切にしたい。介助し過ぎることなく、N様の力を引き出せるように」と支援します。これがアクタガワの生活リハビリです。
普段の生活動作を活用しながら、上肢の運動や重心移動を促しています。照明を付けたり、扉を開けたり、フットレストに足を乗せたり下ろしたり、促すことで出来る事が増えました。
看護師と作業療法士の連携で、着替えも積極的に行うようになりました。自発的に上肢を伸ばし、着替える時にも協力動作がみられてきました。
車椅子自走も練習中です。
以前はベッドでパッド交換をしていましたが、今は便座への移乗も出来るようになりました。介護職員と試行錯誤しながら連携の日々です。
なんと、体調の良い日は歩行練習も開始しました。
食事形態もキザミ食から一口大サイズへと向上し、「美味しいよ」と笑顔があふれます。
食事・移乗・更衣・排泄など、大腿骨骨折をしてから約10ヶ月で日常生活動作(ADL)も、かなり向上しました。これからも笑顔をお届けできるようサポートをしていきます。
お客様のコメント
毎日、「楽しく生きる」これが一番です。
担当者のコメント
N様の明るい笑顔にいつも心が救われています。コツコツとリハビリに励み、何とか自分の足で歩いてもらいたいと思います。一緒にチャレンジしていきましょう。
この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ押切 デイサービスセンター(静岡市清水区)