Topicsデイサービス新着情報
初生デイサービス 園芸療法「初生農園と季節のお花」
静岡県浜松市中央区の生活リハビリ初生デイサービスセンターでは、生活リハビリの一環として夏野菜の苗を植えました。今回はその一部をご紹介します。
土作り
美味しい野菜を収穫する為に、土作りを行います。スコップを持ちプランターの底から土を掘り起こします。一年間使用していた土は思っていた以上に硬く、掘り起こすのにとても力を使いました。土を半分以上入れ替え、新しい土と肥料を混ぜ、ふわふわの土が完成しました。土の感触がとても気持ちよく「ふわふわでずっと触っていたいね」と仰っていました。
夏野菜の苗
※撮影のため、マスクを外して撮影しています。
夏野菜は、お客様と相談しキュウリ、トマト、ナスに決めました。「キュウリは薄切りにして塩もみして食べようね」「トマトは去年も沢山収穫できたから、今年も沢山できるかな」と、胸を弾ませながら植えていました。
季節のお花
ハートライフ初生の玄関には、紫陽花やフランネルフラワーなど、季節のお花のアレンジメントがございます。このお花は全て、職員のお庭に咲いているお花をプランターに寄せ植えたものです。
定期的にお花の種類を変更してくださるので、色々な季節のお花が見られるのが嬉しくて、今まで参加を拒んでいたお客様も、歩行訓練に参加されるようになりました。
玄関に咲くお花の周辺は、「小さな憩いの場」となり、愉快な笑い声が聞こえています。
そしてデイフロア内には、とても珍しい「沙羅双樹」のお花が見頃となっています。こちらは、地域の方から「施設の方に是非見せてあげてほしい。」と、お裾分けいただきました。
沙羅双樹をみた途端、平家物語の「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色・・・」と、口を揃えていましたが途中から分からなくなり、暫しの沈黙の後、周りを見渡しながら笑い合っていました。
白い花は、朝咲き夕方散る一日花ですが、枝には蕾が次々とつき、翌朝には新たな花が開く光景も見ることがました。その花の姿に「どんどん咲くから若さを感じるわね。」「沢山歩いていつまでも若くいましょうね」と互いに励ましあっていたお姿が印象的でした。
お客様のコメント
90代女性「お花が色々見れるのは嬉しいよ。」
90代男性「花の名前はわからないけど、いいな。」
70代女性「綺麗だね。花言葉を聞いたら好きになったわ。」
担当者のコメント
二年目を迎えた園芸療法は、小さな菜園ですが年間を通して様々な野菜やお花を育て、植物の成長過程を観察する習慣が出来てきました。水やり当番も始まり、生活リハビリの役割に楽しみや生きがいを感じながら実施していただけるように、お声掛けをしています。土や野菜、お花と自然に触れ、心豊かな時間になればと思っております。
こちらの生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ初生 デイサービスセンター(浜松市)