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アクタガワのデイサービスの五感の生活とは
アクタガワの介護施設では、「五感の生活」をコンセプトとしており、デイサービスでも実施しています。こちらの記事では、五感の生活とはどんなものか、取り組み事例についてご説明いたします。
五感の生活とは
五感の生活とは、一年を通し様々なイベントや装飾から古きよき「日本のふるさと」を五感で感じられるようにすることです。学校帰りの道端に咲く花、母親が作る夕飯の煮物の匂い、緑側で西瓜を食べながら聞く風鈴の音、軒下につるされた干し柿、柚子の香りと檜の感触を楽しみながらつかるお風呂…。昔懐かしい日本のふるさとを思い起こす演出、日本古来の季節イベントから季節の訪れを感じられるよう取り組んでいます。五感の刺激を受けて、利用者同士や職員と昔の記憶を思い出しながら話をすることもあります。昔の記憶を思い出しながら話すことは回想法と言われています。回想法は、認知症予防や認知症の症状を和らげる効果や情緒を安定させる効果があります。脳の活性化にもなり、免疫力を高める効果も期待されます。
五感の生活の取り組み事例
デイサービスでは、五感の生活として施設内の飾りやレクリエーションなどを実施しています。こちらの章では、事例を感覚ごとにご説明します。
視覚
視覚の取り組みは、アクタガワ全施設で行っている季節に合わせた飾り、工作レク、季節のイベントなどがあります。アクタガワ全施設で行っている季節の飾りは、桃の節句、十五夜、冬至など、日本古来のイベントにまつわるものを飾っています。介護施設では壁面や飾りを作ることが多くあります。7月は七夕飾り、11月は紅葉など季節に合わせたものを作成・飾ります。
季節のイベントは桜を近隣の公園や河川敷など桜満開のスポットで鑑賞することや節分イベントで鬼に豆まきすることなどです。これらから昔懐かしいイベントや季節を感じられるように働きかけています。アクタガワの五感の飾りの詳細はこちら
味覚
味覚には代表的な取り組みとしてそば打ちがあります。アクタガワ全施設で月1回程度、職員が利用者様の目の前でそばを打ち、味わうイベントを実施しています。職員はそば屋に模した服装をしていることもあり、デイサービスでそば屋ランチ体験ができます。そのほかにも、ぺんぎん食堂やおやつ作りレクなどがあります。ぺんぎん食堂では、厨房の業者にご協力いただき、旬の野菜を揚げた天ぷらを提供し、おやつ作りレクでは鏡開きの機会に白玉ぜんざい作りなどをしています。食べることがお好きな方も多く、味覚を楽しむイベント・レクリエーションはご好評をいただいております。
嗅覚
嗅覚の取り組みは、お茶会やフラワーアレンジメント、書道教室などのイベント・レクリエーションを実施しています。お茶会は利用者様がお抹茶を点て、本格的なお抹茶の香りや苦みを味わいます。フラワーアレンジメントは、華道の先生から指導を受けつつ、思い思いに作品作りを行います。お花は「いい香り」という声や置くことで「気分が明るくなる」とご好評です。書道教室では墨汁の匂いや毛筆をする中で、学生の頃に書道をやったことなどを思い出される機会になります。
触覚・聴覚
触覚の取り組みはゆず風呂やおやつ作りなどがあります。ゆず風呂は冬至の恒例イベントとして実施しています。ゆずの感触や香りを楽しみながら入浴することができます。おやつ作りでは、生地をこねたり丸めたりすることや柿の皮むきなど食材を触って認識していただきます。
聴覚の取り組みは風鈴の音や調理する時の音、昔懐かしい歌を聴いたり歌ったりすることなどです。調理する時の音は、ぺんぎん食堂で天ぷらを揚げる音、おやつ作りで果物を切る音などです。匂いだけでなく、音がすることでより一層食欲を引き立てます。また、主婦として家庭で食事を作っていた時のことなどを思い出されることもあります。昔懐かしい歌は昼食時に聴いたり、レクリエーションの時間にみんなで歌ったりします。青春時代の曲や季節の童謡から、若き日の思い出を話されることもあります。
五感で楽しむことのできるデイサービスを目指して
ここまで視覚・味覚・嗅覚・触覚・聴覚を刺激する取り組みについてご説明しました。デイサービスのイベントやレクリエーションは五感を刺激するものが多く、複数の感覚にアプローチするものも多くあります。イベントやレクリエーションは計画時に、利用者にどんなことを楽しんでいただきたいか考え、実施しています。今後も五感を刺激し、楽しんでいただけるデイサービスを目指して、五感の取り組みを継続してまいります。
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