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押切デイサービス 【生活リハビリ事例集 R7.8月号】

静岡市清水区の押切デイサービスでは、生活リハビリに取り組んでいます。こちらの記事では、生活リハビリ事例をご紹介します。

目次
お客様情報
お客様 90歳 女性 介護度:要介護4
目標:「家族のいる東京へ行きたい」
2023年3月に腰椎圧迫骨折を受傷され、あまりの痛さに食事も喉が通らず、ベッドから起き上がる事もままならない苦しい日々を過ごされました。そんな辛い日々を乗り越え、徐々にN様らしさを取り戻し、いろいろな事に挑戦してきました。さらに、現在は大きな目標を掲げているN様との生活リハビリ記録をご紹介致します。
★第1弾に引き続き、色々な事に挑戦してきたN様★
【華道】
2024年度の「アクタガワ華道コンクール」にて金賞にも輝いたN様。お花がお好きということもあり、毎回丁寧に素敵に生けて下さっています。生けて下さった作品を毎回玄関に飾らせて頂き、玄関を華やかにしてくれています。
N様の作品は毎回玄関に飾らせていただいています。

華道コンクール金賞受賞(本社にて受賞式 ※娘様も参加)

金賞をいただいたN様の作品
【クラフトバンド・水引製作】
手先の器用さを求められる、水引製作に挑戦。
苦戦しながらも箸置きをお完成することが出来ました。
クラフトバンド「サンタクロース完成」


水引き「箸置き完成」
【手芸クラブ】2023年~2025年
2023年から続けている手芸クラブ。今回は編み物に挑戦。時にはプレゼント用に製作したり、施設で使用する物を製作。他お客様と談笑しながら毎回楽しく過ごされます。


【料理クラブ】
包丁で切ったり、混ぜたり、盛り付けしたり。後片付けの掃除や食器洗いも「私やるよ!」と積極的に行って下さっています。



最期の仕上げ
【車椅子自走】
普段は車椅子を使用しているN様。
『自分でできる事は自分で』と自走は手慣れたものです。

【歩行練習】
はじめは短距離から始め、居室の直線廊下、食堂の机の周り、駐車場…と環境を変えながら、ついに屋外歩行に挑戦!『頑張ってみるね、行くぞ~』と着実に距離をのばしてきたN様。


【吉野寿司】
2024.11月
車椅子を自分で漕いでいきました。
2025.5月
歩行器で行く事に挑戦!片道を歩き抜きました。

【ついに敷地外散歩】
押切より60m先にある手芸屋までを目指して、往復歩行を目標に頑張りました。
が、しかし、手芸屋までは行けましたが、折り返しし施設の少し手前でギブアップ。
N様『情けないね、これじゃ東京まで行けない』とささやきました。
ご家族がいる東京へ昔はよく行っていたそうです。この経験を通して、『家族のいる東京へ行きたい』との密かな目標を聞くことができました。


【ペンギン食堂】
毎月第3金曜日に行われているペンギン食堂。
ご家族をご招待し、お食事をとりながらご家族との時間を楽しみます。
N様の娘様はほぼ毎回参加して下さっています。
リハビリの時間にも、ご家族様のお話をよくされます。N様の支えになっている事でしょう。
【歩行速度】
【結果】
第一弾の『自分の事は自分でやりたい。色々な事にチャレンジして穏やかに生活したい』という目標を忘れず、現在も色々な事に挑戦し頑張っているN様。
2年前の辛かった日々を、N様『あんなに痛かったのにね』『あんな足が浮腫んでたのにね』と振り返りながら、今こうやって歩けるようになったことを実感し喜び、現在は『家族のいる東京へ行きたい』とさらに大きな目標を掲げました。
これからも目標に向かって、一緒に頑張っていきましょう。
【施設長より】
生活リハビリに励むことで体力も回復し、さらに進化しているN様。いろいろなことにチャレンジすることによって心も豊かになっていきました。今では口数も多くなり、職員に対して冗談をおっしゃる余裕まであります。施設に入居されても「人生を謳歌する」を実践されているN様に本当に頭が下がります。ときどき来設される娘様の表情もN様の表情に比例して明るくなってきたのはうれしい限りです。これからも「より豊かにより楽しい」人生を過ごしていってほしいとおもいます。

この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ押切 デイサービスセンター(静岡市清水区)
