Topicsデイサービス新着情報
小さな孫と一緒に散歩をしたり遊びに出かけたい|生活リハビリ大賞
目次
アクタガワの生活リハビリとは
アクタガワの生活リハビリでは「腕を上げる」「足の曲げ伸ばし」といった“機能の向上”だけを目的とするのではなく、本人、ご家族様の「箸を使って食事する」「歩いて買い物に行く」といった希望に沿い日常生活の“「○○したい」の実現”を目標としてアセスメントを基に個別プログラムを作成します。個別プログラムの実施結果は科学的データを基にしながら目に見える形で評価します。
2019年度アクタガワ生活リハビリ受賞者のご紹介
基本情報
- 性別・年齢:女性 74歳
介護度:要介護5
仕事:美容室手伝い
既往歴:脳梗塞(左片麻痺)、慢性気管支炎、糖尿病
趣味:旅行
ご本人・ご家族の希望
ご本人)小さな孫と一緒に散歩をしたり、遊びに出かけたい
ご家族)立ち上がりと立位を安全に行ってもらいたい
生活リハビリ目標
短期目標)自走式車いすで屋内移動を自立して行う
長期目標)歩行器を利用した歩行を安定させ、ご家族と散歩など外出を行う
リハビリの目的
座位保持の安定 下肢筋力・体幹の強化 立位・移乗動作の安定 歩行動作の安定
生活リハビリ個別プログラム
担当:作業療法士姿勢保持、関節可動域の拡大のための棒体操、歩行器を使用した歩行訓練、自走式車いす操作練習
担当:看護師 ・手すり使用による立ち上がり訓練
担当:介護士 ・立ち上がりやすい環境設定を行い、自立した立ち座り訓練
改善ポイント
- 車いすでの自走ができなかった→歩行器を使用した歩行が安定してきた
立ち座り、立位が不安定→支持なしで立ちあがりが行え、膝折れがなくなった
数値指標
実施前 | 実施後 | |
歩行速度 | 23.3秒 | 8.6秒 |
歩数 | 13歩 | 7歩 |
timed up&go | 97.5秒 | 27.3秒 |
ステッピングテスト | 4回(座位) | 6回(手すり) |
まとめ
開始当初10m程度の歩行訓練で疲れが見られていたが、現在は歩行器使用すれば50m以上の継続歩行もできるようになりました。さらに、T字杖を使用しての歩行訓練にもチャレンジしています。立ち上がりの重心移動には特に重点を置いて運動を行い、バランス能力の向上に努めたため、現在はどこにも掴まることなく立ち上がることも可能となりました。下肢筋力の向上により、スポーツテストの数値も改善しています。リスクを軽減しながら、移動することの手段が、車いすから自立歩行に変わったことでQOLの向上につながっています。
ご本人のコメント
家族で旅行に出かけた際、ご主人に手を引いてもらい歩く事ができたことは一生の思い出です。
この生活リハビリを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ初生 デイサービスセンター(浜松市)
関連記事
目次1 アクタガワのデイサービスの特徴1.1 お客様同士がチ… もっと読む »