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アクタガワの生活リハビリとは

アクタガワの生活リハビリでは「腕を上げる」「足の曲げ伸ばし」といった“機能の向上”だけを目的とするのではなく、本人、ご家族様の「箸を使って食事する」「歩いて買い物に行く」といった希望に沿い日常生活の“「○○したい」の実現”を目標としてアセスメントを基に個別プログラムを作成します。個別プログラムの実施結果は科学的データを基にしながら目に見える形で評価します。

2019年度アクタガワ生活リハビリ受賞者のご紹介

基本情報

性別・年齢：女性　91歳　
介護度：要介護4
仕事：農業　　　　　　
既往歴：左肩骨折（手術なし）、仙骨骨折後バルーン使用
趣味：編み物、和裁　　　　　　　　　　　　

ご本人・ご家族の希望

ご本人）出来るだけ身体を動かして足のむくみをなくすようにしたい。
ご家族）適度に運動して歩行を安定させてもらいたい。

生活リハビリ目標

短期目標）むくみ改善対策を目的とした、フロア内の自由歩行を安全に行えるようにする。　
長期目標）フロアや食堂にある花瓶のお水の交換を行う事で歩行機会を増やし、大好きな花を通して季節を感じる。

リハビリの目的

• 立位保持
• 下肢筋力強化
• 体幹強化
• 立位バランス
• 大好きな花と触れる楽しみ
• 役割がある喜び

生活リハビリ個別プログラム

座位

背もたれに寄りかからないようにして座り、両手を伸ばしながら（左手は無理をしない）良い姿勢を保ちつつ、ゆっくりと足踏みを20回×2セット。

立位

両手を机について、まっすぐ真上に上げる事を意識しながらゆっくりと足踏みを20回×2セット。

改善ポイント

• シルバーカーでの自立歩行が安定し、5分以上の歩行が安楽に行えています。
• 手放しで5分以上の立位保持が安定したため、目標の『お花の管理』を実施しています。

数値指標

まとめ

生活リハビリに対してのご本人様のモチベーションも高く「一日のうち何回か歩きたい」とご希望があるため、見守りを行いながら実施しています。毎日実施することで、持久力、心肺機能、下肢筋力が向上し、歩行、立位が安定してきています。
現在は、腹部をシンク台につけながらの立位保持をして、花瓶の水を変えることが実施できるようになりました。（花瓶2つで4分）足踏みのごみ箱も支持なしで利用できます。

ご本人のコメント

大好きなお花の管理は私の仕事なの。役割ができてうれしい！