Recreationレクリエーション
初生デイサービス【準備編】あなたの夢叶えます ~中華の鉄人「上海炒麺」づくり~

アクタガワでは、お客様の生きがい創出や豊かで成熟した暮らしを支援するため、リハビリやケアを通して活動や生活に新たな選択肢を提案する取り組みに力を入れています。
静岡県浜松市中央区の生活リハビリ初生デイサービスセンターでは、おやつレクリエーションの時間に、かつて中華料理のシェフとして活躍されていたお客様によるオリジナルレシピ「上海炒麺(シャンハイチャーメン)」づくりに挑戦しました。
 
「また料理がしたい」という想いから
 
中華料理人として長年腕をふるっていたS様。
ご病気の後遺症により左片麻痺があり、普段は料理を行う機会がほとんどありません。
数年前から「また料理がしたい」とお話しされていましたが、コロナ禍の影響もあり実現には至りませんでした。
今年に入り、職員との何気ない会話の中で
「自分のオリジナルレシピで料理を作り、みんなに食べてもらいたい」
というS様の長年の夢が明らかになりました。
その想いを聞いた職員が「おやつレクに参加してみてはどうですか」とお声掛けしたことをきっかけに、今回の企画が実現しました。
当日までの取り組み
① ご本人へのヒアリングを行い、レシピの流れやこだわり、本番での役割分担を一緒に確認しました。
 「できないところは他の方に手伝ってもらいたい」とのご希望もあり、役割を相談しながら決定。
 当日は他のお客様の前でフライパンパフォーマンスを披露していただくことになりました。
② S様には、頭の中にあるオリジナルレシピをノートに直筆で書き出していただきました。
③ 職員と一緒に買い物へ出かけ、食材を一つひとつご自身で選んでいただきました。
直筆オリジナルレシピ
 
正しいオリジナルレシピを共有するため、ご本人には事前に直筆でレシピを書き出していただきました。中華料理の焼きそばには必ず生麺を使用し、一度茹でた麺をフライパンで堅焼きにするのがポイントだそうです。オイスターソースやケチャップ、醤油などを混ぜたノーマルソースと味変用のわさびマヨソースも大事なポイントになるそうです。
いざ、買い出しへ
 野菜を厳選されるご様子です。新鮮なものを見分けて選ばれています。
野菜を厳選されるご様子です。新鮮なものを見分けて選ばれています。
おやつレクの買い出しは普段は職員のみで行っていますが、今回は職員がS様に同行する形で出かけました。普段の買い物とは違い、料理の材料調達を目的とした「買い出し」に行けることに対し、嬉しさや喜びが体の底からこみ上げてくるといったご様子で、いつもは寡黙なS様も終始笑顔を見せてくださいました。
 チューブわさびは数種類ある中から、“国産本わさび”を厳選。真剣な眼差しで選ぶご様子は、まさに元料理人の顔つきです。
チューブわさびは数種類ある中から、“国産本わさび”を厳選。真剣な眼差しで選ぶご様子は、まさに元料理人の顔つきです。
 食材を一つひとつ手に取り、野菜やお肉、生麺、調味料に至るまで全てS様に選んでいただきました。
食材を一つひとつ手に取り、野菜やお肉、生麺、調味料に至るまで全てS様に選んでいただきました。
お客様のコメント
S様「物価が高くなったな。昔はもっと安かったのにな。」「味変のマヨネーズが肝なんだよ」
職員のコメント
S様の「もう一度オリジナルレシピで料理がしたい」という想いを叶えるために、
おやつレク企画がスタートしました。
レシピの書き出しや買い出しなど、準備の段階から真剣な表情で取り組まれる姿がとても印象的でした。
次回は、いよいよおやつレク当日の様子をご紹介します。どうぞお楽しみに。
 
こちらのレクリエーションを実施している拠点
アクタガワ 生活リハビリ初生 デイサービスセンター(浜松市)
 
 
		
 0120-810-964
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