Recreationレクリエーション

アクタガワでは、お客様の生きがい創出や豊かで成熟した暮らしを支援するため、リハビリやケアを通して活動や生活に新たな選択肢を提案する取り組みに力を入れています。

静岡県浜松市中央区の生活リハビリ初生デイサービスセンターでは、おやつレクの時間にかつて中華料理のシェフだったお客様のオリジナルレシピ「上海炒麺」を作りました。

おやつレク当日のご様子

当日は、

• 野菜を洗うチーム
• 食材を切るチーム
• ソースを調合するチーム
• 麺や野菜を炒めるチーム
• 盛り付けを行うチーム

に分かれて役割分担しました。

一人ひとりのADL（生活動作レベル）に合わせて、それぞれのチームで役割を担っていただき、「焼きそばを作る」という目標に向かって全員で力を合わせました。

まずは野菜を洗う作業からスタートです。

次に調味料を合わせて、1からオリジナルソースを作ります。

初生農園で収穫したばかりの分葱（わけぎ）は、ハサミで丁寧にカットしていただきます。

包丁を使って野菜やお肉を切る作業も皆さんで協力しながら進めました。

S様はご自身のマイ包丁とマイまな板を持参し、真剣な表情で調理に取り組まれました。

レシピ通りになるよう、他の方への切り方のアドバイスや、ソースの味の最終チェックまで監修してくださり、まさに料理人の姿でした。

仕上げにはフライ返しでのパフォーマンスも披露！

「いきます！」

「ヨッ！」

「ホッ！」パフォーマンス大成功です。周りのお客様から拍手喝采が沸き起こりました。　　　　　　　　　　　　　　 30人前の麺と野菜はホットプレートで火を通していきます。　　　ソースと麺がしっかりと絡まるように混ぜ少し水分を飛ばしたら、ついに完成です。最後に盛り付けチームの皆様に均等に取り分けていただき、仕上げに当日収穫した分葱をトッピングして出来上がり！

召し上がったお客様からは、「とてもおいしい！」と大好評でした。

どのおやつでも全員が完食するのはなかなか珍しいのですが、S様オリジナルレシピの上海炒麺は皆様が夢中で召し上がり、見事に全員が“完食”でした。

お客様のコメント

90代女性「美味しい。こんなに美味しいのね。」

80代女性「お野菜がいっぱい入ってて食べ応えがあるわね。」

90代男性「フライ返しが成功してよかった。おめでとう！」

S様「自分のレシピをみんなで作って、美味しいって言われるのは最高に幸せなことだな。次はボロネーゼをみんなで作りたい。」

担当者のコメント

「また料理がしたい」という夢をずっと持ち続けていたＳ様。今回の「上海炒麺」作りを通して、Ｓ様の料理人としての誇りや技、知識が輝くひとときとなりました。いつも見せる雰囲気とは異なり、包丁を握り料理を作っているときのとびきりの笑顔が大変印象的で、「楽しくて仕方がない」「皆に喜んでもらえて幸せ」という気持ちが溢れていました。また、初生デイサービスのお客様お一人おひとりができることを活かし、調理工程に参加してくださいました。互いに協力し合いながら、和やかな雰囲気の中で取り組むことができました。

S様の「できることを活かして誰かを喜ばせたい」という思いが、他のお客様にも良い刺激となり、前向きな気持ちを与えてくれたように思います。

こちらのレクリエーションを実施している拠点

アクタガワ 生活リハビリ初生 デイサービスセンター(浜松市)